BOATLYZEでは、競艇の公式データをもとに、進入コース別成績、決まり手、3連単払戻、単勝人気順位、展示タイム、スタートタイミングなどを独自に再集計しています。
このページでは、各分析記事に掲載している数値の算出方法と読み方をまとめます。記事ごとに異なる集計期間、対象レース数、対象艇数は各ページの末尾に記載し、共通する集計ルールはこちらで確認できるようにしています。
BOATLYZEで確認できる主な分析項目
- 実際の進入コース別の1着率・2連対率・3連対率
- 勝利コース別・決まり手別の成績
- 3連単払戻の平均・中央値・万舟率
- 単勝人気順位と実際の着順の差
- 3連単の組み合わせ人気による波乱度
- 同一期間における全国24競艇場の比較
- 長期集計と直近約1年の成績差
- 展示順位・ST・風速・波高別の観測成績
- 対象期間内に各競艇場で記録した選手成績
BOATLYZEで使用するデータ
BOATLYZEでは、競艇で公式に公開された番組、進入、結果、決まり手、払戻、展示タイム、スタートタイミング、気象条件、単勝オッズなどを、記事の目的に応じて収集・再集計しています。
日別の傾向分析では当日の確定結果を使用し、競艇場ごとの長期分析では複数年分のデータをまとめて使用します。同じ競艇場の記事でも、コース別成績、決まり手、払戻、展示・ST、選手成績など、記事の主題によって使用する項目は異なります。
率や平均値だけでは母数を確認できないため、長期分析記事には集計期間、対象レース数、対象艇数などを記載します。
コースは艇番ではなく実際の進入コースを使用
コース別成績では、1号艇から6号艇までの艇番をそのままコースとして扱うのではなく、公式データに記録された実際の進入コースを使用します。
たとえば2号艇が1コースへ入り、1号艇が2コースから進入した場合は、艇番ではなく実際に進入したコースへ成績を記録します。
そのため、BOATLYZEの「1コース1着率」は1号艇の1着率ではなく、実際に1コースからスタートした艇の1着率です。
1着率・2連対率・3連対率の算出方法
コース別の着順率は、対象となる進入コースから出走した艇の確定着順を集計して算出します。
| 指標 | 集計内容 |
|---|---|
| 1着率 | 対象コースから進入した艇のうち、1着となった割合 |
| 2連対率 | 対象コースから進入した艇のうち、1着または2着となった割合 |
| 3連対率 | 対象コースから進入した艇のうち、1着から3着までに入った割合 |
失格、転覆、欠場などにより確定着順のない艇は、着順率や平均着順の分母から除外します。対象レースそのものを一律に除外するのではなく、確定したデータを使用できる範囲で集計します。
進入変更レース率の考え方
進入変更レース率は、艇番どおりではない進入が確認されたレースの割合です。
進入変更が少ない競艇場では艇番と実際のコースが一致しやすく、進入変更が多い競艇場では艇番だけで進入コースを判断しにくくなります。
ただし、進入変更レース率だけで特定の艇や選手が有利になるとは判断しません。コース別成績や選手別成績など、ほかの指標とは分けて確認します。
決まり手の集計方法
決まり手は、公式結果に記録された逃げ、差し、まくり、まくり差し、抜き、恵まれを使用します。
BOATLYZEでは、全レースに占める決まり手の割合だけでなく、実際に勝利したコースごとの決まり手も集計します。
| 集計方法 | 確認できる内容 |
|---|---|
| 全体の決まり手割合 | 対象期間でどの決まり手が多かったか |
| 勝利コース別の決まり手 | 各コースが勝ったときに、どの決まり手が多かったか |
| 最多・次点決まり手 | 各勝利コースで中心となった決まり手と、次に多かった決まり手 |
決まり手別の件数や割合は、対象期間に実際に記録された結果を分類したものです。「まくりが多いから次もまくりになる」といった因果関係や、将来の結果を保証するものではありません。
3連単払戻の平均・中央値・万舟率
払戻に関する分析では、原則として3連単の確定払戻を使用します。
平均払戻だけでは、一部の非常に高い払戻によって数値が引き上げられることがあります。そのため、BOATLYZEでは平均払戻と中央値を分けて掲載し、通常の払戻水準と高額払戻の影響を確認します。
| 指標 | 意味 |
|---|---|
| 平均払戻 | 対象レースの3連単払戻を合計し、対象レース数で割った値 |
| 払戻中央値 | 3連単払戻を低い順に並べたとき、中央に位置する値 |
| 万舟率 | 3連単払戻が1万円以上となったレースの割合 |
| 最高払戻 | 対象期間内で最も高かった3連単払戻 |
| 勝利時払戻中央値 | 特定のコースが1着となったレースにおける3連単払戻の中央値 |
平均払戻が中央値を大きく上回っている場合は、一部の高額払戻が平均を押し上げている可能性があります。払戻の傾向を見る際は、平均だけでなく中央値と万舟率もあわせて確認します。
単勝人気順位の算出方法
艇ごとの人気を扱う分析では、BOAT RACE公式の締切時単勝オッズを使用します。単勝オッズが低い艇から順に、1番人気、2番人気という人気順位を付けます。
同じ単勝オッズの艇が複数いる場合は、艇番順に無理に順位を分けず、該当する順位の平均値を使用します。
たとえば2位相当と3位相当の艇が同じ単勝オッズだった場合は、両艇を2.5位として扱います。
平均単勝人気順位と平均着順
コース別記事では、各進入コースの平均単勝人気順位と平均着順を並べ、人気と実際の着順にどの程度の差があったかを確認する場合があります。
| 指標 | 算出方法 |
|---|---|
| 平均単勝人気順位 | 対象コースから進入した艇の単勝人気順位の平均 |
| 平均着順 | 対象コースから進入し、確定着順がある艇の着順平均 |
| 平均人気着順差 | 各艇の「単勝人気順位-確定着順」を平均した値 |
艇別人気着順差 = 単勝人気順位 − 確定着順
- プラス:平均すると単勝人気順位より上の着順側
- 0付近:単勝人気順位と実際の着順がおおむね近い
- マイナス:平均すると単勝人気順位を下回る着順側
たとえば5番人気の艇が3着なら人気着順差は+2、2番人気の艇が4着なら-2です。
人気着順差は、対象期間全体で人気順位と着順にどの程度の差があったかを整理する指標です。特定の選手や艇の能力を断定するものではありません。
人気順位データの収録率
締切時単勝オッズは、対象レースごとに公式ページから追加取得します。欠場、発売状況、ページ上のデータ不足などにより、すべての艇で人気順位を算出できない場合があります。
単勝人気順位を使用する記事では収録率を確認し、十分なデータを取得できた場合だけ掲載します。収録率が不足する場合は、注意書きを付けるか、人気関連の章そのものを掲載しません。
3連単人気補正の定義
払戻・荒れやすさを扱う記事では、艇ごとの単勝人気とは別に、確定した3連単の組み合わせ人気を使用する場合があります。
3連単人気補正 = 3連単人気順位 − 1
| 3連単人気順位 | 3連単人気補正 |
|---|---|
| 1番人気 | 0 |
| 5番人気 | 4 |
| 10番人気 | 9 |
| 30番人気 | 29 |
3連単人気補正が大きいほど、3連単として人気順位の低い組み合わせで決着したことを示します。
この指標はレース全体の3連単組み合わせに対する人気順位です。特定の艇や選手が「人気以上に走った」ことを示す艇単位の指標ではありません。
単勝人気と3連単人気の違い
| 人気データ | 分析対象 | 主に使用する記事 |
|---|---|---|
| 単勝人気順位 | 各艇の締切時単勝オッズと実際の着順 | コース別成績・選手成績 |
| 3連単人気順位 | 確定した3艇の組み合わせが何番人気だったか | 払戻・荒れやすさ分析 |
単勝人気順位と3連単人気順位は意味が異なるため、相互に代用しません。コース別の人気着順差を、3連単の組み合わせ人気から計算することもありません。
外コース勝利率の算出方法
外コース勝利率は、対象レースのうち4コース、5コース、6コースのいずれかが勝利したレースの割合です。
1コース1着率と外コース勝利率を並べることで、インの勝利が多い競艇場なのか、外側からの勝利が比較的多い競艇場なのかを確認します。
ただし、外コース勝利率が高いことだけを理由に「外有利」とは断定しません。4・5・6コースの内訳、決まり手、対象レース数もあわせて確認します。
全国24競艇場の比較方法
競艇場ごとの順位と平均値は、原則として同一期間のデータを使って比較します。
比較対象に十分なレース数がない競艇場を含めると順位が不安定になるため、現在の長期分析では、同一期間に100レース以上ある競艇場を比較対象としています。
| 表示項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象場の数値 | 分析対象となる競艇場の集計値 |
| 24場平均 | 比較条件を満たした競艇場の平均値 |
| 順位 | 同一期間・同一条件で比較した順位 |
| 平均との差 | 対象場の数値と比較対象平均との差 |
「全国トップクラス」「24場中上位」「低い水準」といった表現は、順位、平均との差、比較対象数、サンプル数で裏付けられる場合だけ使用します。
平均との差がわずかな場合や、比較対象数が不足している場合は、強い表現を避けて数値と順位を中心に掲載します。
長期集計と直近期間の比較
長期分析記事では、複数年分の集計と直近約1年の集計を比較する場合があります。
長期集計は一時的な結果の偏りを抑えて競艇場全体の成績を確認するために使用し、直近集計は最近の数値が長期成績からどの程度変化しているかを見るために使用します。
長期と直近の差は、率の場合はポイント差、払戻や平均値の場合は数値差で示します。ただし、差が確認された場合でも、競艇場の構造や水面条件が変化の原因になったとは断定しません。
展示順位と展示タイムの扱い
展示順位を使用する分析では、展示タイムを対象レース内で比較して順位を付けます。同じ展示タイムを記録した艇は同順位として扱います。
展示1位艇1着率は、展示順位1位となった艇が実際に1着となった割合です。
展示タイムは、レース結果との関係を確認するための観測データとして扱います。展示1位だったことが勝利の原因になったとは断定しません。
スタートタイミングの扱い
スタートに関する分析では、対象期間の公式データに記録されたSTを使用します。
平均STは、対象となる艇のSTを平均した値です。最速ST艇1着率は、対象レースで最も速いSTを記録した艇が1着となった割合を示します。
STの速さと着順に差が確認された場合でも、スタートだけが結果を決めたとは判断しません。進入コース、決まり手、選手成績などとは分けて掲載します。
風速・波高などの条件別データ
風速、波高などの条件別成績を掲載する場合は、対象期間に記録された気象条件とレース結果を組み合わせて集計します。
数値差は、その条件で実際に記録された成績の違いを示すものです。「風が強いから特定のコースが必ず有利になる」といった因果関係までは示しません。
対象レース数が少ない条件は数値が変動しやすいため、サンプル数が不足している場合は強い結論を避けます。
選手成績の集計方法
選手を扱う長期分析記事では、番組表に掲載されている全国勝率や当地勝率だけでなく、対象期間内にその競艇場で実際に記録した着順から成績を再集計します。
出走数が少ない選手は、一度の好走や敗戦によって率が大きく変動します。そのため、選手ランキングを掲載する場合は最低出走数を設定し、対象条件を記事内に明記します。
最低出走数を満たしていない選手は、勝率や連対率が高くても原則としてランキングの中心には扱いません。
記事ごとに集計期間と母数を表示
各長期分析記事では、分析内容に応じて次の情報を掲載します。
- 集計期間
- 対象レース数
- 対象艇数
- 比較した競艇場数
- 単勝人気順位など追加取得データの収録率
- 選手記事では最低出走数
- 直近比較を行う場合は直近期間
同じ数値でも、対象レース数や期間によって意味が変わります。率や順位だけでなく、母数やデータ収録率も確認できる形にします。
データ不足と品質確認
BOATLYZEでは、記事資料を作成する前に、対象レース数、競艇場数、単勝オッズ収録率、比較対象数などを確認します。
データ量が不足している場合は、品質監査で警告を出し、断定表現を弱めるか、該当する表や章を掲載しません。資料間で数値が一致しない場合も、推測で数値を補完せず、記事作成を停止して確認します。
分析結果を読む際の注意点
- 集計結果は、対象期間に確定した過去データを整理したものです。
- 過去の勝率、人気順位、決まり手が、今後の結果を保証するものではありません。
- 風、波、展示、STと着順に差があっても、原因と結果の関係までは断定しません。
- 競艇場の構造や立地など、使用データから確認できない理由を推測で追加しません。
- サンプル数や収録率が不足する条件では、強い表現や断定を避けます。
- 単勝人気と3連単人気は異なる指標として扱い、相互に代用しません。
- 集計方法を変更した場合は、必要に応じて各記事とこのページを更新します。
データと分析方法の更新について
BOATLYZEでは、日々の確定結果を追加しながら分析対象を更新しています。
長期分析記事は、公開時点の集計期間を明記し、一定期間が経過した段階で再集計・更新します。新しい分析項目を追加した場合や集計ルールを変更した場合は、このページにも内容を追記します。
最終更新:2026年8月